the shit hits the fan 最低最悪

2014-0915-1

英語の言い回しにはときどきとんでもなく独創的なのがあるけど、これはその中でもチャンピオン級だと思う。

The shit hits the fan = クソが扇風機に当たる。

その結果扇風機の周りに繰り広げられるであろう強烈な光景が嫌でも想像できてしまうではありませんか。

考えられる限り最低最悪の事態にさらに追い打ちがかかったような状況をひとことで説明するのに、これほどビジュアルに優れた表現はほかにない気がする。

下品な言葉なのでもちろんCEOのスピーチみたいなオフィシャルな場で使われることはありませんが、仲間内の会話ではビジネスの場でもじゃんじゃん使われてるはず。
これはもう、単に最悪というだけでなく、ありえないような不運や不手際の連続で最悪に輪がかかったような状況を言うのに使われる。

最近ではたとえば、某新聞の「吉田調書」騒ぎなどが、このthe shit hits the fan の好例ではないかと思います。

ほかにも下品だけど笑っちゃう言い回しとしては、
Up on shit creek without the paddle = クソの川をパドルもなしにさかのぼる

なんていうのもあります。これも泣ける光景だ。
まことに下品で申し訳ありません。

下品でカラフルな言い回しは、日本語ではあまり思いつかない。
the shit hits the fan に匹敵するほどビジュアル力の強い言い方がないものかと考えているんですが。

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Vinyl レコード

2014-0830-1

アメリカで生活しはじめたころ、日本のカタカナ語がしっかりインプットされていたので、頭の中でなかなか英語に上書きされなくて困る単語がいくつかあった。
Vinylもその筆頭。
日本語ではレジ袋も透明のペラペラした袋も、ドライクリーニング屋さんで洋服にかけてくれるようなシートもみんな「ビニール」だけど、英語ではこれはぜんぶ「プラスチック」だというのを納得するのにしばらくかかった。
レジ袋は「plastic bag」だしペットボトルは「plastic bottle」。サランラップは「plastic wrap」。

だいたい発音からしてぜんぜん違う。Vinylは「ヴァイナル」で、「ビニール」とは似ても似つかないのだった。

そして英語でvinyl というと、インテリアや洋服の素材についての話題以外の場面であれば、たいていは旧式の「レコード」、LPのこと。

去年、とつぜんうちの息子(当時高校生)がレコードプレイヤーを買って帰ってきた。

物心ついたときから音楽といえばMP3プレイヤーから出てくるものだったこの世代の子たちにとっては、実際にレコード盤に針を落として音が出てくるというのがひどく感動的な体験らしく、そういう「ヴァイナル」を所有するのが嬉しくてたまらないらしい。
実際、「ヴァイナル」の売上は少しずつ伸びてるのだそうだ。

こんなことなら、私の「ヴァイナル」コレクションも処分しないでとっておけばよかった。

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